くじらの博物館が初のナイトミュージアム開催へ/太地・和歌山
2025年10月30日 17時30分
教育 イベント

太地町にある町立くじらの博物館で、来月(11月)8日から12月20日までの毎週土曜日に、初めて、夜間営業「ナイトミュージアム~夜のくじらに会いに行こう」が開催されます。これは、くじらの博物館が、国の地域観光新発見事業を活用して、新たに企画したもので、一般客を対象に実施されるのは初めてです。

ナイトミュージアムでのライトアップ全景(写真提供・太地町立くじらの博物館)

入園後は、博物館施設の2階と3階の一部に入場できないほかは、場内を自由に見学、移動でき、館内展示やシロナガスクジラの全身骨格標本のライトアップ、いるかのナイトライブ、夜のエサやり体験、また、学芸員や飼育員が園内各所に配置され、スポット的にガイドもしてくれます。

博物館では、去年(2024年)、町内の住民や近隣の宿泊業者、旅行関係者らを招待して、ナイトミュージアムのモニターツアーを実施していて、参加者からは「普段見ることができない夜の姿を見ることができて、面白かった」、「初めての夜の博物館に驚いた。凄(すご)く良かった」などの声が寄せられたということです。

博物館では、ライトアップにより、陰影(いんえい)がついて迫力が増した骨格標本や、日中とは違うくじらたちの行動などを楽しんでほしいと話しています。

くじらの博物館「ナイトミュージアム」は、11月8日から12月20日までの毎週土曜日、午後6時から7時半まで開催の予定で、料金は、大人が3600円、小中学生が1800円となっていて、申し込み方法などは、公式ホームページに掲載されています。なお、小中学生だけの参加はできないほか、最低開催人数として20人が設定されています。