和歌山市の50代男性、特殊詐欺で800万円被害に
2025年11月2日 14時42分
事件・事故
和歌山市内に住む50代の男性が、パソコン操作中に、画面に表示されたウイルス警告をきっかけに、800万円を騙し取られました。和歌山東警察署が、特殊詐欺事件として捜査しています。
調べによりますと、和歌山市の50代の男性が、きのう(1日)職場でパソコンを使用していたところ、突然、画面に、ウイルス警告が出て、「サポートが必要な場合、電話してください」と電話番号などが表示されました。
男性が、電話すると、大手パソコン関連会社の社員を名乗る男が出て、「パソコンがハッカーによってウイルスに感染させられました。このままだと個人情報を盗まれ、預金が引き出されます」などとと言われ、さらに、金融機関の口座やネットバンキングについて問われました。このため、男性が、それらについて答えると、電話の男は「言うとおりにネットバンキングを操作してください」と操作を指示し、話を信じた男性は言われるままに操作し、指示された口座に800万円を振り込みました。
すると、一方的に電話が切られ、かけ直してもつながらなかったことから、詐欺だと気がつき、警察に届けました。
警察では、パソコン画面に突然、ウイルス感染などの警告が出た場合、サポート詐欺の可能性があるとして、表示された電話番号には連絡せず、県警の確認電話の利用をとびかけています。和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは、0120・508・878です。「これは・わなや」と覚えて、活用してください。