和歌山市の70代女性、特殊詐欺で2300万円被害に
2025年11月2日 15時04分
事件・事故

和歌山市内に住む70代の女性が、厚生労働省の職員や警察官を名乗る電話を信じ、現金2300万円あまりを騙し取られました。和歌山東警察署が、特殊詐欺事件として捜査しています。

調べによりますと、和歌山市の70代の女性の自宅に、7月下旬、厚生労働省の職員や警察官を名乗る電話があり、保険証が不正に使用されていると説明され、以降は、SNSでのやりとりを求められました。その後、検察官を名乗って、「保険証の不正使用で首謀者を捕まえた。あなたが共犯の疑いがあり、資金を捜査する」と告げられ、指定の口座に送金するよう求められました。話を信じた女性は、6回に分けて、あわせて2300万円あまりを送金しました。

女性は、その後も捜査が続けられていると信じていましたが、先月(10月)になって、SNSの履歴が消されていることに気がつき、警察に相談、詐欺だとわかりました。

警察では、警察官がお金を振り込ませたり、回収することは絶対にないとして、そのような内容の電話などがあれば、詐欺を疑って、確認電話の利用を呼びかけています。和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは、0120・508・878です。「これは・わなや」と覚えて、活用してください。