佐藤春夫しのび「筆供養」 新宮市
2025年11月3日 16時56分
歴史・文化
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新宮市出身の作家佐藤春夫(さとう・はるお)をしのぶ筆供養がきょう(3日)、新宮市内の石碑「筆塚」の前で営まれました。
文化の日に合わせて市が開催したもので、市民およそ70人が参列し、佐藤春夫が作詞した市歌を歌った後、使い古した筆を供えました。
石碑は1966年に建立され、佐藤春夫愛用の万年筆と毛筆が納められています。
「筆塚」の文字は佐藤春夫の親友で詩人の堀口大学(ほりぐち・だいがく)が揮毫(きごう)しました。
県立新宮高校1年生で書道部の男子部員は「小学校から歌ってきた市歌はこの人が作ったのかとしみじみ思った。上手にのびのび書けるようにと祈った」と話していました。