発売10周年・和大生が新デザイン・緊急携帯用トイレ「行っトイレ!」
2025年11月5日 16時26分
経済
災害・防災
教育
社会
和歌山市の株式会社朋久が開発した緊急携帯用トイレ「行っトイレ!」が、ことし(2025年)発売10周年を迎えたことを記念して、パッケージデザインが和歌山大学の学生が考えた新しいものになりました。

行っトイレ!は、学校法人田原学園・慶風高校の生徒らとともに、東日本大震災を契機に開発されたパッケージ式の緊急携帯用トイレで、大規模災害などで水洗トイレが使用できない時でも、中に入っている紙容器とビニールシート、凝固剤を使って用を足すことができ、使用後もしっかりフタをして、コンパクトに捨てることが出来ます。

さらに、プライバシーやエチケットに配慮した目隠しシートや、倒壊した家屋などに閉じ込められた際に助けを呼べるよう、小型の笛も一緒に入っていて、非常用グッズとして役立つようになっています。
ことし発売10周年を迎えたことを記念して、和歌山大学の学生から新しいパッケージデザインを募集して採用したもので、黄色と青の明るく見やすいデザインに改まりました。
きょう(11月5日)株式会社朋久の担当で、学校法人田原学園の田原サヨ子理事長が和歌山大学を訪れ、学生らに感謝を伝えました。
田原理事長は「世界津波の日の制定と同じ10周年を迎えたご縁をとても有難く思います。多くの人々の南海トラフ巨大地震などへの備えとして活用して欲しい」と話しています。
行っトイレ!について詳しくは、和歌山市秋月の株式会社朋久に問い合わせて下さい。電話は073(475)2882番です。