特殊詐欺 3件相次ぐ
2025年11月5日 16時26分
事件・事故

和歌山市内に住む50代の女性が、日本郵便の社員や警察官を名乗る電話を信じ、現金1千万円近くを騙し取られるなど、特殊詐欺による被害が相次いだことがきょう(5日)までにわかり、警察で捜査するとともに、注意を呼び掛けています。

このうち和歌山市の50代の女性は、先月(10月)上旬、日本郵便の社員や警察官、検察官を名乗る電話があり、犯罪への関与の疑いを晴らすために現金を振り込むよう言われ、指示されるまま、4回に分け、あわせて986万円を振り込みました。

また、田辺市内に住む50代の男性は、今年3月、インターネット上で有名人が広告塔になっている投資の広告にアクセスし、相手から指定されたアドレスにおよそ123万円相当の暗号資産を送信しました。

一方、かつらぎ町に住む30代の女性は、警察官を名乗る電話があり、犯罪への関与に対して身の潔白を証明するためと言われ、436万円相当の暗号資産を指定されたアドレスに振り込みました。

警察では、警察官がお金を振り込ませたり、回収することは絶対にないとして、そのような内容の電話や投資による儲け話などがあれば、詐欺を疑って、和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは、0120・508・878で確認するよう注意を呼びかけています。