警察官などを名乗る特殊詐欺・田辺市の30代男性が1300万円超えの被害/和歌山
2025年11月6日 17時45分
事件・事故

田辺市に住む30歳代の男性が、警察官を名乗る男からの電話をきっかけに、現金1300万円あまりを騙し取られたことがわかりました。田辺警察署では、特殊詐欺事件として捜査を行うとともに注意を呼び掛けています。

警察によりますと、田辺市に住む30歳代の男性は先月(10月)30日、警察官を名乗る男から「あなたの口座が詐欺集団の受取口座になっている。ビデオ通話で取り調べを行う」などといった電話があり、その後も検察官を名乗る者から「あなたの口座を凍結する必要がある。預金の資金調査を行うので、こちらが指定する口座で預かる」などと言われ、これらを信じた男性は指示されるまま、2回に分けて指定された口座に現金あわせて1318万円を振り込みました。

しかし、2回目の送金先が個人名義だったことを不審に思った男性が、チャットGPTに相談したところ、詐欺だと表示されたことから警察に通報しました。

警察では、警察官がお金を振り込ませたり、回収することはないとして、そのような電話やメールがあれば、行動する前に和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル、0120・508・878で確認するよう呼び掛けています。