海南市の中野BCで「梅酒ヌーボー」蔵出し/和歌山
2025年11月6日 17時45分
経済 社会 イベント

海南市の酒造メーカー・中野BCで、けさ(6日)、ことし(2025年)の梅酒の新酒「梅酒ヌーボー」の蔵出し作業が行われました。

タンクから梅の実を掻き出す様子

中野BCでは30種類を越える梅酒を製造していますが、毎年6月6日の「梅の日」に漬け込む和歌山県産(なん)高梅(こううめ)の新酒を「梅酒ヌーボー」として、11月下旬に限定出荷していて、フレッシュな味わいを楽しみにしている人も多いということです。

梅酒専用の熟成タンクが並ぶ中野BCの「梅酒蔵」では、けさ、梅酒杜氏(とうじ)藤原(ふじわら)(・ひろ)(あき)さんらが高さ4・2メートル直径2・6メートルの巨大タンクからおよそ22万粒の南高梅の実を掻き出し、透き通った琥珀色の梅酒ヌーボーをビーカーに注いで、出来ばえを確かめていました。

ビーカーに注いで出来栄えを確かめる藤原杜氏

梅産地では、今年春にひょうによる被害もありましたが、1升瓶1万本分と例年並みの仕込み量になっているということです。

藤原さんは「新酒ながらも芳醇で、甘さと酸味のバランスが取れた梅酒ですので、是非ご賞味いただけたら」と話していました。

ことしの梅酒ヌーボーは、今月(11月)21日に解禁日を迎え、全国の小売店や飲食店に出荷されます。

そして、解禁の日には、和歌山市のイオンモール和歌山で試飲会を行うことにしています。

「香る南高NOUVEAU」として発売される