和歌山県警察鑑識競技会・警察官が鑑識技術を競う
2025年11月7日 16時53分
社会

事件現場で犯人に結び付く証拠を採取する鑑識の技術を競う鑑識競技会がきょう(7日)和歌山市で行われました。

競技会の様子

これは和歌山県警察が鑑識技術の向上などを目的に毎年開催しているもので、ことし(2025年)で29回目です。

競技会はきょう、和歌山市西にある鑑識科学センターで行われ、県内12の警察署の警察官24人が参加し、2人1組で技術を競いました。

競技は、机の上にある集金箱から5万円が盗まれたという事務所荒らしの窃盗事件の想定で行われ、40分間の制限時間内の鑑識作業で適切な手法がとられているか、指紋などの証拠がしっかりとられているかなどを競いました。

証拠を採取する警察官

競技に参加した有田湯浅署の中村佳(なかむら・よし)(ひで)巡査部長は、「競技会に向けて練習をする中で、鑑識の重要性が改めてわかった。刑事課の一人として犯人検挙のために改めて鑑識活動を頑張っていこうと思いました」と話していました。