和歌山市唯一の木造校舎を残そうと署名活動続く
2025年11月7日 16時52分
歴史・文化
教育
和歌山市に唯一残る木造校舎を残して活用したいと市民の有志が保存を求める署名活動を続けています。
これは医師や有識者ら市民でつくる森の願いが行っていて、先月末に保存活用を求める近隣の住民有志およそ300人分の署名を集めて和歌山市教育委員会に提出しています。
この建物は市立安原小学校吉原分校で、分校はすでに廃校になっています。
市は一部地権者が分校の土地の返還を求めていることや、分校としての役割を終えたことなどを理由に解体を決め、議会では7000万円の解体予算を可決しています。
市民グループは、解体でなく市の査定より安価にできる耐震化を行って自然や地域の文化を生かしたワークショップなどに活用したいとしていて、尾花市長宛の署名活動を続けています。
グループのメンバーは、想いや地域の声が市に正しく伝わっていないと、納得しておらず地道に署名活動を行うなどして想いを伝えたいとしています。