警察官を名乗る電話から、特殊詐欺相次ぐ/和歌山
2025年11月11日 17時48分
事件・事故
警察官を名乗る電話をきっかけに、和歌山市内の30代の女性は、現金300万円あまりを、40代の女性は現金100万円あまりを、それぞれ騙し取られました。和歌山北警察署や和歌山東警察署が、特殊詐欺事件として調べています。
手口は、女性の携帯電話に警察官を名乗る電話があり、犯行グループの一員や犯罪に加担している疑いをかけられ、お金の流れを調べたいなどとして、現金を振り込ませるものです。
そして、30代の女性は、相手と連絡が取れなくなり、警察に相談し、詐欺と分かりました。被害額は301万円にのぼりました。40代の女性は、家族に相談し、詐欺と気がつき、警察に届けました。被害額はおよそ104万円です。
警察では、警察官を騙る詐欺が多発しているとして、警察官や検察官がお金を振り込ませたり、お金を回収したりすることは、絶対にないとして、指示に従ってお金を振り込むなどする前に確認するよう注意を呼びかけています。
和歌山県警では、特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル「ちょっと確認電話」を開設しています。番号は、0120・508・878です。「これは・わなや」と覚えて、確認に活用してください。