GRAN天空と特急こうやを再エネ100%で、南海電鉄/大阪・和歌山
2025年11月11日 17時57分
社会
交通
南海電鉄は、高野線に投入する新たな観光列車「GRAN(グラン) 天空(てんくう)」の運行開始にあわせ、「特急こうや」とともに、再生可能エネルギー100%での運行を実施することを明らかにしました。
南海電鉄は、これに向け、このほど、京セラEPA合同会社と関西電力とで、電力供給に関する協定を締結しました。
京セラEPAは、兵庫県内のため池に、南海電鉄専用のおよそ2000キロワットのフロート型太陽光発電設備を設置し、関西電力が「GRAN 天空」と「特急こうや」に対して、電力供給を行うもので、来年(2026年)4月の導入を目指しています。
ため池でのフロート型太陽光発電は、開設時に森林伐採が不要なほか、ため池への太陽光の遮蔽で水草の異常発生の抑制や、水の蒸発を防ぐ効果も期待されています。
GRAN 天空は、今年度末(2025年度末)に、難波(なんば)~極楽橋(ごくらくばし)間で運行を開始する予定で、運行を開始して、ほどなく、再生エネルギー100%の運行になります。
南海電鉄の再生エネルギー100%の取り組みは、2021年6月の高野山ケーブルカーと、去年(2024年)4月の特急ラピートに続くものです。