県立神島高校でスタントマンが自転車安全教室/和歌山
2025年11月13日 19時32分
教育 交通

スタントマンが交通事故を再現し、自転車の交通マナーやルールを教える交通安全教室が、きょう(13日)、田辺市の県立神島(かしま)高校で開かれました。これは、自転車通学中の交通事故防止などを目的に、JAわかやまとJA共済連和歌山が、実演による事故の衝撃や恐さの体験を通して、交通安全につなげてもらおうと、毎年、県内の中学や高校で開催しているものです。

スタントマンが事故を再現(県立神島高校)

きょう午後、田辺市文里(もり)の神島高校グラウンドで行われた交通安全教室では、全校生徒およそ700人が見守る中、人形を乗せた自転車にスタントマンが乗った車が時速30キロで追突するシーンが再現され、大きな衝突音と衝突の衝撃で、自転車と人形が跳ね飛ばされるのを見て、生徒から悲鳴が上がりました。

生徒も参加して実演(県立神島高校)

このほか、スマートフォンを操作しながら運転したり、イヤホンをして自転車を運転し事故に遭う様子なども実演され、何が危険で、どこが交通違反になるのかを考えました。また、カーブでの車の内輪差の実演では、実際に生徒が横断歩道の前に立つなどし、「信号待ちの際は、三歩下がって待つこと」などを学んでいました。

交通安全教室に参加した2年の男子生徒は「自転車にはよく乗るので、習ったことを頭に入れて実践したい」と話していました。