恒例の「市高デパート」にぎわう/和歌山
2025年11月15日 18時41分
教育
イベント
高校生が商品の仕入れから販売、それに決算までを行うことで実践的な商業活動を学ぶ、恒例の「市高(いちこう)デパート」が、きょう(15日)から和歌山市六十谷(むそた)の市立和歌山高校で始まり、朝から大勢の買い物客で賑わいました。
この取り組みは、生徒の勤労意欲を高め、責任感や自主性、積極性などを育むことを目的に、市立和歌山商業時代の1977年から開かれているもので、今年で49回目です。初日のきょう(15日)は午前9時の開店を前に、早い人は2時間前から並ぶなど大勢の市民が行列をつくりました。体育館や屋外におよそ46店舗が並び、野菜や果物、菓子類に乾物や缶詰などの食品のほか、草花や家庭用品、日用雑貨などおよそ1000種類が販売されました。このうち、毎年好評の新巻鮭はおよそ15分、名物の「市高まんじゅう」は1000個がおよそ1時間で売り切れる人気でした。

市立和歌山高校3年でデパート委員長の籔内嘉栄(やぶうち・かえい)さんは「多くの人が来てくれてうれしい。生徒の元気を見てもらいたい」とあす(16日)の来場を呼びかけていました。市高デパートは、2日目のあす(16日)は午前9時から午前11時30分まで開かれます。