ソマノベースが全国育樹祭にむけ「戻り苗」を寄贈
2025年11月15日 16時01分
社会 イベント

来年(2026年)11月に和歌山県で開催される第49回「全国育樹祭」を盛り上げようと、田辺市に本社のある林業ベンチャーのソマノベースは、きょう(14日)全国育樹祭和歌山県実行委員会に植林用苗木を育てるキット「戻り苗」を寄贈しました。

戻り苗はドングリから観葉植物として木を育て、その後山に返すという体験型の製品で、林業とあまりかかわりのない人にも森づくりに携わる仕組みを作ろうとソマノベースが企画・販売しているものです。

きょう午前、和歌山県庁では贈呈式が開かれ、ソマノベースの奥川(おくがわ・)(とき)()代表取締役社長から実行委員会の小川(おがわ・)(やす)(のり)事務局長に、ウバメガシの戻り苗が設置されたラダーシェルフ1台と木鉢型戻り苗5つが贈られました。

奥川代表取締役社長は、「ぜひ来年の全国育樹祭にむけて活用していただけたら」と話していました。

小川事務局長は、「これから健全な森づくりをしていくことは非常に重要なことであり、戻り苗は非常にマッチングした製品だと思う。いただいたものを大切に育て、育樹祭の開催機運をもりあげていきます」と感謝の言葉を述べました。

贈られた戻り苗は、全国育樹祭終了まで県庁正面玄関や関係する課の窓口などで育成しながら飾られ、1年後には田辺市内に植林されるということです。