和歌山市の阪和線で人身事故、一時運転見合わせ
2025年11月16日 11時45分
事件・事故
交通
けさ(16日)、和歌山市のJR阪和線の踏切で、快速列車に女性がはねられ、死亡しました。この事故のため、阪和線は、一部区間で一時運転を見合わせたほか、振り替え輸送が実施されました。
きょう午前7時半すぎ、和歌山市直川(のうがわ)のJR阪和線の踏切で、走ってきた和歌山発・天王寺行きの上り快速列車の運転士が、踏切内に入ってきた人影を見つけ、非常ブレーキをかけましたが間にあわせず、この人をはねました。はねられたのは、近くに住む84歳の女性で、死亡が確認されました。快速列車の乗客およそ150人と乗員にけがなどはありませんでした。
この事故のため、阪和線は、大阪・泉南市の和泉砂川駅と和歌山駅の間で運転を見合わせるとともに、近鉄線や南海線、それに、大阪メトロで振り替え輸送を実施しました。
その後、阪和線は、午前9時までに運転が再開されました。JR西日本によりますと、この事故で、阪和線は、上下あわせて6本が運休し、あわせて15本に、最大1時間あまりの遅れが出て、およそ3500人に影響しました。和歌山東警察署が事故の原因などを調べています。現場は、阪和線の六十谷(むそた)駅と紀伊(きい)駅の間にある北辻(きたつじ)踏切で、警報機と遮断機は、ともにありました。