かつらぎ町の歴史民俗資料館が開館/和歌山
2025年11月16日 16時30分
歴史・文化 教育

かつらぎ町の文化財拠点施設「歴史民俗資料館」が、このほど、世界遺産・丹生都比売(にうつひめ)神社近くの下天野(しもあまの)地区に開館しました。鉄骨造り3階建てで、1階に収蔵スペースと作業室兼体験学習室などがあり、2階が展示室となっていますが、県道に面しているのが2階のため、そこから入館するようになっています。

かつらぎ町歴史民俗資料館(画像は、県道に面した出入口がある2階)

そして、展示室では、常設展示として、「信仰が織りなす文化拠点」をテーマに、中飯降(なかいぶり)遺跡や佐野寺(さやでら)跡、東渋田(ひがししぶた)遺跡など、町内の遺跡から発掘された縄文土器や石器、瓦などの資料、およそ120点が公開されています。

資料館の開館時間は、午前9時から午後4時半までで、入館は無料で、数台分の駐車場もあります。休館日は、月曜・火曜と年末年始となっています。

町では、資料館を、文化財拠点施設の本館として、展示を通して、郷土の歴史を理解してもらうとともに、体験学習の場として、活用していきたいとしています。