田辺市と白浜町の官民境界確定に係る公文書が所在不明になっているときょう（１９日）、西牟婁振興局建設部が明らかにしました。

所在が不明となっているのは、田辺市のうち、旧大塔村分と白浜町のうち、旧白浜町分の申請があった官民境界確定に係る公文書５９件です。

公文書に含まれている情報は、氏名・住所・生年月日・性別・印影で、現時点において情報漏洩の事実は確認されていないということです。

西牟婁振興局によりますと今月４日、地権者の１人から公共用地境界確定原本証明願いの申請があり、事務を進める中で公文書の所在不明が判明しました。

所在不明となっている公文書に該当する申請者のうち、今回証明願いがあった申請者に対し、説明と謝罪を行ったほか、今後は他の申請者への説明と謝罪、それに書類の捜索を行っていくということです。

西牟婁振興局では今後、再発防止に向けて公文書及び個人情報の適正管理の重要性について再度研修を実施し、公文書及び個人情報の厳重かつ適正な管理を徹底するとともに、不要書類を廃棄する際は、保管すべき書類が残っていないか、複数人で確認するということです。