何回乗っても2200円、南海電鉄のタッチ決済/大阪・和歌山
2025年11月20日 19時11分
経済 交通

南海電鉄は、クレジットカードを自動改札機にかざして通過するタッチ決済を利用すれば、1日に何回、電車に乗っても合計の運賃を最大2200円とする実証実験を来月(12月)1日から来年(2026年)3月まで行います。

南海電鉄のほぼ全線が対象で、国内外の観光客が、和歌山県内の世界遺産・高野山などを巡る際の利便性を高めるのが狙いです。

タッチ決済に対応するクレジットカードやデビットカード、それに、これらの情報を登録したスマートフォンなどを使って乗ると、1日の合計で2200円を超えた分の運賃が割り引かれる仕組みです。

大阪・難波と高野山の間を往復した場合、通常の運賃は2860円ですが、タッチ決済だと660円、お得となります。

なお、全部で105ある駅のうち、大阪市内の汐見橋(しおみばし)駅など、対応する自動改札機がない8つの駅では、利用できないということです。