高額被害の詐欺事件相次ぐ/和歌山
2025年11月20日 19時12分
事件・事故

湯浅町内に住む50代の男性が、SNSの投資勧誘などで、現金1000万円あまりを、また、和歌山市内に住む30代の男性は、警察官を名乗る人物に、詐欺事件への関与を疑われたことをきっかけに、1100万円相当の暗号資産を、それぞれ騙し取られました。

有田湯浅警察署や和歌山東警察署が、SNS型投資詐欺事件や特殊詐欺事件として捜査しています。

湯浅町の50代の男性は、7月下旬、SNSの投資関連記事から、投資講義を閲覧できるグループに参加、「AIを活用した株式投資をすれば儲かる」と繰り返されたことから、それを信じ、教えられたアプリを通じて、投資資金として、現金100万円を振り込みました。すると、アプリ上で、利益が出たため、その後、4回にわたり、あわせて975万円を振り込んだり、手渡したりしました。しかし、利益を出金しようとすると、サービス料が必要と言われ、一向に出金できないことから、詐欺被害に気がつき警察に届けました。

一方、和歌山市の30代の男性は、大阪府警の警察官や検察官を名乗る人物から、詐欺事件への関与を疑われ、所有する現金を暗号資産化して送金し、1140万円相当を騙し取られました。

警察では「必ず儲かる」とする投資や副業の勧誘は詐欺を疑うとともに、警察官がお金を回収したり、振り込ませたりすることは、絶対にないとして、相手の指示に従う前に、確認するよう注意を呼びかけています。和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは、0120・508・878です。これはわなやと覚えて、確認しましょう。