特殊詐欺・SNS型詐欺被害総額、18億7000万円/和歌山
2025年11月21日 19時33分
事件・事故
ことし(2025年)1月から先月(10月)にかけて県内で発生した特殊詐欺およびSNSを利用した投資・ロマンス詐欺の被害総額がおよそ18億7000万円にのぼることが和歌山県警察本部の調べでわかりました。
県警生活安全企画課のまとめによりますと、県内のことし1月から10月までの特殊詐欺の認知件数は150件、被害総額はおよそ9億3000万円で、去年(2024年)1年間の被害総額およそ6億3000万円を大きく上回っています。
内訳はオレオレ詐欺が69件と最も多く、そのうち警察官や官公庁の職員などをかたる身分詐称型詐欺が62件となっています。またSNSを利用した投資詐欺が66件ロマンス詐欺が38件発生していて、被害総額は合計でおよそ9億4000万円となっています。
SNS型投資、ロマンス詐欺は500万円超えの被害が全体の91%を占めるなど被害が高額化していて、動画配信サイトに掲載された広告からの被害が増えているということです。
県警では今後も見知らぬ人からの「必ずもうかる」などといった不審な電話やメールがあれば行動する前に特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤル0120-508-878「これはわなや」に相談するよう呼び掛けています。