第8回きのくに建築賞・最優秀賞に「OBI-YON・SHIROOBI」/和歌山
2025年11月23日 18時32分
社会 イベント

和歌山県の魅力ある建築をたたえる「第8回きのくに建築賞」の最優秀賞に、和歌山市の住宅「OBI-YON・SHIROOBI(おび・よん・しろおび)」が選ばれました。

最優秀賞に選ばれた「OBI-YON

この賞は、和歌山県建築士会と、和歌山県建築士事務所協会、それに日本建築家協会近畿支部和歌山地域会の3つの団体でつくる建築三団体まちづくり協議会が、県内の建築文化の向上や活気ある魅力的で美しいまちづくりを進めようと実施しているもので、今年で8回目です。

最終審査会はきょう(23日)午後、和歌山市の和歌山県立近代美術館で開かれ、26の応募作品のうち、最終審査に残った県内の5つの建築物について、それぞれのプレゼンテーションに続いて、公開で審査が行われました。

「第8回きのくに建築賞」チラシより

そして、最優秀賞のほか、優秀賞には▽広川町立広小学校▽有田市の「みかんの木 カフェ」▽みなべ町の「みなべの家」▽岩出市の「根来の住宅」が選ばれました。また、和歌山県内産の木材を使用し、その特性を生かした作品に贈られる、紀州材賞には、「大屋根と畑とながいおか」が選ばれました。

また今回から、26すべての応募作品から、和歌山市民図書館と県立近代美術館への来館者の投票で決定される「きのくにみんなの賞」が設けられ、あわせて121票の投票の結果、有田市の「みかんの木 カフェ」が選ばれました。

第8回きのくに建築賞の受賞者と出品者、実行委員のみなさん(県立近代美術館にて)

きのくに建築賞実行委員長で、1級建築士の山野公嗣(やまの・こうじ)さんは
「素晴らしい作品ばかりなので多くの人に見てほしい」と話していて、今月(11月)30日まで、和歌山市民図書館2階イベントスペースで、今回の応募作と過去の受賞作のパネル展示が行われています。