冬の風物詩「仙人風呂」12月1日オープンへ/和歌山・田辺市
2025年11月27日 18時30分
社会 イベント

田辺市本宮町の川湯温泉郷(かわゆおんせんきょう)に、来月(12月)1日、「仙人風呂(せんにんぶろ)」がオープンします。

「仙人風呂」は、地元の観光協会などでつくる実行委員会が、大塔川(おおとうがわ)をせき止めて作る大きな露天風呂で、川底から湧き出す70度以上の源泉(げんせん)に、冷たい川の水を引き入れて、入浴しやすい湯加減(ゆかげん)に調整しています。

冬の観光客誘致を目的に、1985年から毎年設けられていて、野趣(やしゅ)あふれる温泉体験が仙人気分を味わえるほか、千人は入れそうなくらい大きいことから、この名がつけられたといわれ、すっかり冬の風物詩になっています。

オープン初日の12月1日は、午前11時半から、仙人風呂そばの川原で開湯式(かいとうしき)があり、地元の寺の住職が、期間中の安全祈願などを行ったあと、一般開放されます。

「仙人風呂」は、12月1日から来年(2026年)2月末まで、毎日、午前6時半から午後10時まで、無料で入浴でき、毎週土曜の夜には、湯船(ゆぶね)の周囲に灯籠(とうろう)を並べて灯す「湯けむり灯籠」が行われます。