本州最南端の海にクリスマスツリー/和歌山・串本町
2025年11月27日 18時30分
社会 イベント

ダイビングスポットとして人気の本州最南端、串本町潮岬沖の海底に、きょう(27日)午後、高さおよそ3メートルのクリスマスツリーが設置されました。これは、地元のダイビング事業組合が、美しい海をアピールしようと、毎年、この時期に実施している取り組みです。

作業にあたる女性ダイバーら

設置作業は、午後2時前から行われ、サンタクロースの衣装を着た女性ダイバーら12人が、潮岬の西およそ200メートルにある備前浅瀬(びぜんあさせ)と呼ばれる深さおよそ18メートルの海底に潜り、クリスマスツリーを固定しました。

海底に設置されるクリスマスツリー

串本ダイビング事業組合の道井洋之(みちい・ひろゆき)さん51歳は、「毎年この時期には、お客さんが減るが、年中楽しめる遊びだということをアピールしたい。今回で15回目になる。今後も長く続けていきたい」と話し、また、別の事業者の人見茉利(ひとみ・まり)さん39歳は「今年は黒潮も近く、海水温も高いので、ツリーもきれいに見えるし、まだまだ、元気な魚の群れや、きれいなウミウシを見ることができます。串本の海を楽しみに来てください」と呼び掛けていました。

串本沖の海中クリスマスツリーは、12月26日頃まで設置されています。