高校生が語る「福島のいま」7日開催/紀の川市
2025年12月3日 18時18分
災害・防災 イベント


東日本大震災から来年3月で15年となります。福島県の高校生たちが福島の今を語る報告会が今月(12月)7日、紀の川市で開かれます。

これは、福島県のNPO法人アースウォーカーズが福島県の助成を受けて今年度、全国20カ所で開いているものです。催しでは、福島県の高校1年生と2年生が福島大学や農家を訪問して学んだり、農作物から放射性物質が検出されないか自ら測定した体験を報告するほか、復興の歩みやそれぞれが感じた思いを自身の言葉で伝えることにしています。

福島県では、東京電力福島第1原発の事故のあと、現在もすべての農作物で
放射性物質の検査を続けています。そして、物質が検出されなくても市場では福島県産の農作物の価格は全国平均を下回ったままの状況が続いているということです。

主催者は「被災した時に1歳や2歳だった高校生のリアルな声をぜひ聴いてほしい」と多くの参加を呼び掛けています。福島の高校生が語る「福島のいま」は
今月(12月)7日午前10時半から紀の川市平野の紀ノ川農協大会議室で開かれます。参加費は資料代500円で、詳しいことは紀ノ川農協総務部で問い合わせに応じています。電話は0736・75・5036です。