甘い「木熟ミカン」の収穫最盛期/和歌山・田辺市
2025年12月4日 18時52分
社会

田辺市で、「木熟(きじゅく)ミカン」と呼ばれる濃厚な甘みが特徴のミカンの出荷が最盛期を迎えています。

このミカンは、わせ品種を開花から200日以上、木にならせたまま熟成させることで糖度が高くなり、地元のJAによりますと、糖度が12%前後か、それ以上のものが木熟ミカンとして販売され、年末の贈答品として人気です。

収穫後に熟成させる通常のミカンより高値で取引されるということで、今シーズンは1200トンほどの出荷が見込まれています。

収穫作業に追われている栽培農家の田中大介(たなか・だいすけ)さん48歳は「水分管理に気をつけて、ことしもおいしいミカンができた。ぜひ食べていただきたい」と話していました。

田辺市の木熟ミカンの収穫は、今月(12月)中旬がピークで、来年(2026年)2月まで続けられます。