寒波襲来で山間部は雪、平野でも寒さ厳しく/和歌山
2025年12月4日 19時01分
災害・防災 社会

上空に寒気が流れ込んで、冬型の気圧配置が強まった影響で、今朝(4日)の和歌山県は、北部を中心に、山間部では雪景色となったほか、平野部でも雪が舞い、この冬一番の冷え込みとなったところが多くなりました。

各地の観光協会などによりますと、高野町高野山や田辺市龍神村の護摩壇山(ごまだんざん)などでは、今朝は積雪があり、雪景色となりましたが、日中になって、高野山では、道路の雪はなくなり、ごまさんスカイタワー周辺でもうっすら積もっている程度となりました。

日本道路交通情報センターによりますと、県内の主な道路で、雪などに関する規制などは出されていないということです。

また、北部の平野部でも、きょうは、雪が降ったり、舞ったりしたところがあり、和歌山市では、初雪となりました。和歌山地方気象台によりますと、平年より14日早く、去年(2024年)に比べると24日早い、初雪です。

一方、アメダスの観測で、今朝の最低気温は、高野山で氷点下2・8度となったほか、かつらぎで2・4度、新宮で4・6度、串本町潮岬で5・2度、和歌山市で5・3度など、平年を3度前後下回り、この冬一番の冷え込みとなったところが多くなりました。

そして、日中には、日差しのある時間帯もありましたが気温はあまり上がらず、最高気温は、新宮と友ヶ島では11・0度でしたが、このほかは10度に届かず、潮岬では8・9度、和歌山市で8・8度、かつらぎで8・2度、高野山では0・6度などとなりました。これらは、平年に比べ、3度から8度も低く、真冬並みで、高野山以外で最高気温が10度を下回ったのは、この冬初めてです。

さらに、きょう未明から朝にかけては、沿岸部を中心に北西の風が強く、白浜町では、午前2時前に、最大瞬間風速23・1メートルを観測、潮岬で20・5メートル、和歌山市でも17・9メートルの強い風が吹きました。