大絵馬「巳から午」へ 世界遺産の丹生官省符神社
2025年12月8日 14時44分
歴史・文化 イベント

熊野古道で知られる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の1つ、九度山町の丹生官省符(にうかんしょうぶ)神社の境内に干支えとの「午(うま)」の大絵馬おおえまがお目見えし、新年を前に早くも参拝者を出迎えています。

新たな大絵馬は、縦およそ2メートル、横およそ3メートルの木製で、きのう(7日)、ことしの干支えとの「巳(み)」から「午(うま)」にバトンタッチしました。

絵馬のかけ替えは、開運招福を祈って30年ほど前から続く恒例行事で、神事も行われました。

かけ替えられた大絵馬は、朝日をバックにした白馬がたてがみや尻尾をたなびかせながら駆けるデザインで地元の画家が1カ月ほどかけて描きました。

神事で大絵馬のおはらいをした宮司ぐうじの宮崎志郎(みやざき・しろう)さん77歳は、「苦難を乗り越えて目的に向かっていく1年でありますように」と話していました。