民間ロケット2月発射へ 3号機、串本から/和歌山
2025年12月11日 17時50分
経済 社会

東京の宇宙ベンチャー・スペースワンが、串本町の発射場から3度目の挑戦を目指している小型ロケットの打ち上げは、来年(2026年)2月に実施する方向であることが分かりました。

スペースワンは、民間の単独では国内で初めてとなる人工衛星の軌道投入を目指していて、去年(2024年)3月と12月に串本町の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊(きい)」から、小型ロケット「カイロス号」の打ち上げを試みましたが、いずれも失敗しています。

複数の関係者によりますと、3度目の挑戦となる「カイロス」3号機の打ち上げは、来年2月25日を軸に調整しているということです。

スペースワンでは、カイロス3号機について、これまで、国内4つの事業者の人工衛星などを搭載することやミッションネームを「宇宙へ昇る希望の星」という思いを込め「Rising Hope Star(ライジング・ホープ・スター)」としたこと、また、県民や町民からメッセージ募集し、特製シールにして機体に貼り付けることなどを明らかにしています。