紀の川市の70代女性、2千万円相当以上を詐欺被害に/和歌山
2025年12月11日 19時16分
事件・事故

紀の川市の70代の女性が、警察官を名乗る電話で、詐欺事件への関与を疑われ、資金調査などの名目で、金塊や現金あわせて2千万円相当以上を騙し取られました。岩出警察署が、特殊詐欺事件として捜査しています。

紀の川市の女性に、10月下旬、医療機関の職員や警察官を名乗る電話があり、詐欺事件への関与を疑われ、資金調査が必要と言われるとともに、口座残高などを聞かれました。その後、相手の指示でSNSでのやり取りとなり、画像で逮捕状を見せられるなどし、犯罪に関与していないなら捜査に協力するよう言われ、女性は、指示されるまま、指定のショップで金塊700グラム、1620万円相当を購入し、白い紙袋に入れて、自宅の門の近くに置きました。紙袋はすぐになくなっていたと言い、その後も、「口座に残っているお金も調べる」と言われたため、9回に分け、指定の口座に、あわせて450万円を振り込みました。そして、さらに振り込みを求められたことから不審に思い、娘に相談し、詐欺ではないかと言われ、警察に届けました。

警察では、警察官が資金調査などを理由にお金を振り込ませたり、回収したりすることは絶対にないので、そのような電話などがあれば、詐欺を疑い、相手の指示に従う前に、確認するよう注意を呼びかけています。和歌山県警が開設している確認用の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは、0120・508・878です。「これは・わなや」と覚えて確認しましょう。