上野の双子パンダ、返還へ 50年ぶりゼロに来年1月下旬
2025年12月15日 18時42分
社会
今年6月に、白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」の4頭が中国に返還される中、東京都は、東京・上野動物園の双子のジャイアントパンダ、雄のシャオシャオと雌のレイレイを来月下旬に中国へ返還すると発表しました。
日本でパンダの飼育が始まった1972年以降、国内のパンダがおよそ50年ぶりにいなくなります。
東京都によりますと、シャオシャオとレイレイの最終観覧日は、来月25日ということです。
今年6月には、白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」の4頭が中国に返還され、国内での飼育は、上野の双子だけとなっていました。
2頭は、繁殖研究目的で、貸与された親から生まれたため、所有権は中国にあります。
台湾有事に関する高市総理大臣の発言をきっかけに、日中関係が悪化する中、新たな貸与は見通せず、市民に親しまれた「友好のシンボル」が国内から姿を消すことになります。