同友会代表幹事に山口氏、日本IBM社長、和歌山県出身
2025年12月16日 18時15分
経済
経済同友会は、サントリーホールディングス元会長の新浪剛史(にいなみ・たけし)氏の辞任により空席となっている代表幹事に、副代表幹事で、日本(にほん)IBMの山口明夫(やまぐち・あきお)社長を充てる方針を内定しました。
就任は、来年(2026年)1月1日で、経済財政、産業など、幅広い政策に関する発信力の強化を急ぐ方針です。
経済同友会は、山口氏について、生成AIや量子コンピュータといった先端技術に精通し、日本でも事業展開を主導してきた実績を評価したということです。山口氏は、政府の財政制度等審議会の委員でもあります。
山口氏は、東京都内で記者会見し「正しいと思うことは情熱を持ってしっかり進めたい。結果にこだわりたい」と抱負を語りました。
前会長の新浪氏は、サプリメントの購入を巡り、警察の捜査を受け、混乱を引き起こした責任を取り、今年(2025年)9月30日に辞任しました。サントリーホールディングス会長も辞職しました。
山口明夫氏は、和歌山県出身の61歳で、大阪工業大学を卒業後、1987年に日本IBMに入り、取締役執行役員などを経て、2019年5月から社長をつとめています。