橋本市の30代男性が720万円特殊詐欺被害/和歌山
2025年12月25日 18時19分
事件・事故
橋本市内に住む30代の男性が、自動音声から始まる電話を受けたことをきっかけに、警察官や検察官を名乗る人物につながり、現金720万円を騙し取られました。橋本警察署が、特殊詐欺事件として捜査しています。
今月(12月)8日、橋本市の30代の男性の携帯電話に、「+(プラス)」から始まる電話番号から着信があり、電話に出ると、自動音声が流れ、「携帯が停止されます。詳細を確認するには1番を押してください」などと言われました。
男性が従うと、通信会社の職員を名乗る人物が出て、男性名義の携帯電話が契約されているとして、「身に覚えがないなら警察に被害届を出すよう」指示され、次いで、警察官を名乗る人物が電話に出たので、被害届を出しました。
その後、警察官や検察官を名乗る人物から、代わる代わる連絡があり、「あなた名義の口座が作られ、特殊詐欺に使われている。逮捕されたくなければ保釈金を払う必要がある」などと言われ、これらを信じた男性が、指定の口座に、4回にわたり、あわせて720万円を振り込みました。
この取引について、金融機関から警察に「詐欺の疑いがある」と情報提供があり、被害がわかりました。
警察では、警察官が保釈金などとして、お金を振り込ませたり、お金を要求することは絶対にないとして、このような内容に接した時は詐欺を疑い、相手の指示に従う前に確認するよう注意を呼びかけています。和歌山県警の特殊詐欺被害防止専用フリーダイヤルは、0120・508・878です。「これは・わなや」と覚えて、確認しましょう。