金剛峯寺や高野町など、南都銀行と遺贈協定/和歌山・奈良
2025年12月28日 17時39分
経済
社会
高野町は、このほど、町内にある宗教法人金剛峯寺(こんごうぶじ)と学校法人高野山学園とともに、南都銀行と「『遺贈(いぞう)による寄附制度』に関する協定」を締結したと発表しました。
遺贈とは、遺言によって、他人に財産を贈与することで、近年、死亡後に、自分の財産を社会のために役立ててほしいという要望が増加しているとして、協定の締結になったということです。
南都銀行は、奈良市に本店がある地方銀行で、高野山に支店を置いています。
協定は、今月(12月)22日に結ばれ、これにより、難解なイメージがある「遺言」や「信託」といった制度の利用を、専門的知見をもつ金融機関のサポートを受けながら簡便に、確実に行えるようになるといいます。
そして、協定の締結により、南都銀行の遺言作成や信託サービスの中で、提携する寄附先として、金剛峯寺や高野山学園、高野町の三者が提示されるとともに、高野町側に遺贈の相談があった際には、協定先の南都銀行を窓口として紹介するといった相互協力体制が構築されました。