那智の扇祭り、速玉の扇立祭とも縮小開催
2021年6月20日 14時49分
社会

火祭りとして親しまれている那智勝浦町の世界遺産・熊野那智大社の例大祭「那智の扇祭り(おうぎまつり)」について、大社では、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、去年(2020年)に続いて、規模を縮小し、参列自粛の実質無観客で開催すると発表しました。

祭りは来月(7月)14日で、大前の儀は、神職や責任役員、関係者だけで行われ、ユネスコの無形文化遺産の「那智の田楽」は宵宮のみ行われ、大和舞は行われません。渡御は、通常12体の扇神輿(おうぎみこし)と大松明(おおたいまつ)をそれぞれ2本に縮小して行われます。

一方、新宮市の世界遺産、熊野速玉大社の扇立祭(おうぎたてまつり)も、新型コロナウイルスの感染予防のため、時間を短縮し、神事のみを行い、福引や茶会などのイベントを中止するほか、露店の出店もありません。