第149回和歌山放送情報懇談会/和歌山
2026年9月10日 17時53分
福祉・医療 イベント

和歌山放送の第149回情報懇談会が、きょう(10日)午後、和歌山市のホテル・グランヴィア和歌山で開かれ、精神科医で評論家の和田秀樹(わだ・ひでき)さんが、「高齢者医療のあるべき姿~行政・政治の課題から考える」と題して
講演しました。

講演する和田秀樹さん(ホテル・グランヴィア和歌山)

講演で和田さんは、日本の高齢者医療における臓器別の診療により、多くの種類の薬が同時に処方されるリスクを指摘し、患者を全体的に診る「総合診療」の普及が医療費の削減と高齢者の健康維持に不可欠であると主張しました。またスウェーデンなどの事例を引き合いに、過度な服薬や制限を避け、しっかり栄養を摂りながら頭や体を動かし、元気に活動を続けることの大切さを訴えると、会場を埋めた県内の経営者ら会員は熱心に耳を傾けていました。また、講演後には質疑応答も行われ、行政の医療政策担当者や参加者から総合診療医の育成や地域医療のあり方について熱心な質問が寄せられました。

データや実例を交えてわかりやすく講演した(ホテル・グランヴィア和歌山)

和田さんは大阪府出身で、東京大学医学部を卒業後、精神科医として高齢者医療の現場に携わるかたわら、受験術や医療、健康、人生論などをテーマに数々のベストセラーを手がけ、現在は「和田秀樹こころと体のクリニック」の院長を務めるほか、高齢者の生活向上を目指す政治団体「幸齢党(こうれいとう)」を設立するなど幅広く活躍しています。