和歌山盲学校でオープンスクール開催/和歌山
2026年9月14日 17時19分
福祉・医療 教育

視覚障害や、盲学校での教育について理解を深めてもらおうと、きょう(14日)和歌山市府中の県立和歌山盲学校で事業所など関係職員向けの学校見学会が開かれました。

挨拶する池田香好校長(写真左奥)当初の想定を上回る36人が参加した(和歌山盲学校)

児童生徒の将来の社会参加や自立につなげようとはじめて企画されたもので、ハローワークほかあわせて20の事業所からあわせて36人が参加しました。参加者は職員の案内で校内を巡り、あん摩マッサージ指圧などの臨床実習の授業を見学したほか、音声対応パソコンを用いたカルテの作成について説明を受けたりしました。

あん摩マッサージ指圧師の資格取得を目指して臨床実習に励む(和歌山盲学校)

また、アイマスクを装着してペットボトルから紙コップにお茶を注ぐワークショップでは、コップの中に指を入れてお茶が手に触れた位置で止めるなど、手触りや音を活用した情報伝達の大切さを実感した様子でした。

アイマスクをして視覚障害を体感。ペットボトルからお茶を注ぐ苦労と工夫を学ぶ

県内唯一の視覚障害教育を行う和歌山盲学校には、現在、小学部から高等部、それにあん摩、マッサージ、指圧などに関する専門教育を行う理療科(りりょうか)にあわせて14人の児童生徒が学んでいます。学校では、全く見えない人や見えにくい人など、子どもたちそれぞれの実情に合わせて、点字や拡大教材、音声対応パソコンを活用するなど、授業の仕方に様々な工夫が凝らされています。

ホイッスルやかけ声、手拍子でゴールの位置を把握し、円盤を投げるフライングディスク

今回の見学会について、和歌山盲学校の松下香好(まつした・かこ)校長は、「視覚障害や子どもたちの学びの環境について知り、今後の関心や支援につなげてほしい」と理解を呼びかけました。