神仏習合の儀礼、厳かに 高野山「御社」で上遷宮式/和歌山
2026年9月15日 16時30分
歴史・文化

世界遺産・高野山の金剛峯寺(こんごうぶじ)内にある神社「御社(みやしろ)」で、社殿の修理のため、一時的に移していたご神体を再び元に戻す「上遷宮式(じょうせんぐうしき)」が営まれました。

式は、昨夜(14日)遅くから、きょう(15日)未明にかけ、かつらぎ町にある高野山の鎮守で世界遺産の丹生都比売(にうつひめ)神社と合同で行われたもので、平安時代に始まったとされる神仏習合(しんぶつしゅうごう)の儀礼が厳かに再現されました。

金剛峯寺の壇上伽藍(だんじょうがらん)の西端にある御社は、弘法大師(こうぼうだいし)・空海(くうかい)の創建と伝えられています。

社殿の檜皮(ひわだ)屋根のふき替えや彩色補修などのため、去年(2025年)7月に、ご神体が、壇上伽藍の御影堂(みえどう)に一時的に移されていました。

式は、暗闇に雨が降る中で行われ、鉢とほら貝の音が伽藍に響き渡り、荒縄で結界が張られた通り道を、白い覆面と白い手袋を身に着けた多くの僧侶と氏子(うじこ)らの列が進み、神職とともに、ご神体や、新調された神器(じんぎ)などが御社に移されました。