役割終えた観光船グラスボートを漁礁に/和歌山・白浜町
2026年10月15日 18時30分
社会

白浜町の観光名所、円月島(えんげつとう)の近くで、長く海中観光を担ってきたグラスボート2隻が、老朽化により役割を終え、新たに漁礁として活用されることになりました。グラスボートは、船底をガラス張りにしたり、窓を設けるなどして海の中を見られるようにした観光船です。

白浜町では、1950年から本格運航が始まり、その後迎えた白浜観光の黄金期には、臨海(りんかい)の浜に多くの海底観光船が並び、白浜を代表する人気スポットの一つとなりました。しかし、新型コロナの感染拡大の影響などを経て、グラスボート事業は、おととし(2024年)から休業しています。

この中で、老朽化により役割を終えた「せと丸」と「りんかい丸」の2隻を単に廃棄にするのではなく、海に沈め、漁礁として活用することになりました。漁礁は、魚の集まる場所をつくり、漁獲を増やすとともに、ダイビングスポットとしても活用でき、白浜町では、和歌山南漁協とともに漁礁整備を進めています。

そして、2隻は、当初、きょう(15日)、白浜沖に沈められる予定でしたが、波が高かったことで、作業は、あす(16日)に延期されました。

町では、今後、恋人の聖地として登録されている「南紀白浜/三段壁(さんだんべき)」の周遊ポイントとして、白良浜(しららはま)や千畳敷(せんじょうじき)とともに観光資源として活用していきたいとしています。