【新型コロナ】仁坂知事「気をつけながら生活を」
2021年10月26日 20時29分
政治 経済 福祉・医療 社会

和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、新型コロナウイルスの感染第5波が収まってきている状況を受け「県は人流を抑えることはしないが、羽目を外した行動や、医療福祉関係の職員の検査強化などに注意すれば、いろんな面で普通の生活が復活していけるのではないか」という考えを示しました。

定例記者会見での仁坂知事(10月26日・和歌山県庁)

今月(10月)に入って全国では新型コロナウイルスの新規感染者数が減少し、和歌山県でも感染者がゼロの日が出てくるなど、感染第5波は収束に向かっていて、東京や大阪などの飲食店でも、感染防止対策を徹底するなどの条件付きで飲食店での夜間の酒類提供が再開されたり、和歌山県でも県内旅行の割引券「わかやまリフレッシュプラン3rd」の販売がスタートするなど、経済活動も徐々に動き始めています。

仁坂知事は、けさ(26日)の定例記者会見で「飲食することすべてが気の緩みだと指摘する報道はやり過ぎだと思う。感染が拡大しているときはやむを得ないが、ある程度収まってきたら、保健医療行政の制約のもとで気をつけながら生活をすれば、飲食やレジャーに行っても大丈夫ではないか」と述べ、経済活動の再開に前向きな考えを示しました。

また、仁坂知事はワクチン接種が進んだことも感染が収まってきた要因のひとつと指摘し、第6波への対応についても「政府が示した病床2割増の方針は正しいと思う」と述べた上で、これまで県が行ってきた、感染者の原則全員入院や積極的疫学調査の継続を強調しました。