和歌山市の射箭頭(いやと)八幡神社に西脇中学校美術部が絵馬を奉納
2021年12月1日 15時45分
歴史・文化 教育 社会 イベント その他

和歌山市立西脇(にしわき)中学校・美術部の生徒が、きょう(12月1日)来年(2022年)の干支「寅(とら)」を描いた絵馬を、学校近くの神社に奉納しました。

新しい絵馬を囲む橋爪宮司(左)と美術部の川津部長(右)(12月1日・和歌山市本脇)

西脇中学校の美術部は、およそ15年前から、学校近くで和歌山市本脇(もとわき)の射箭頭(いやと)八幡神社に来年の干支を描いた絵馬を奉納しています。

今回の絵馬には、寅年にちなんで、中央に大きなトラ、周囲にはかわいい表情の小さなトラが配置され、新型コロナウイルスの収束を願って「無病息災」と、世界の平穏への思いを込めた「平和」の文字が書き込まれています。

神殿でお祓いを受ける美術部の生徒ら

きょう午後、美術部の生徒らが教諭らとともに射箭頭八幡神社を訪れ、橋爪祥子(はしづめ・しょうこ)宮司が祝詞(のりと)を奏上して神様に絵馬の完成と奉納を報告しました。

新しい絵馬を見た氏子らは「心のこもった絵柄です。毎年美術部の生徒たちが絵馬を奉納してくれて有難い」と目を細めていました。

射箭頭(いやと)八幡神社の橋爪宮司は「先代の宮司のころからのお付き合いで、ことしも素敵な絵馬が出来て嬉しいです。世界平和や新型コロナの収束への祈りが、トラの絵と共に込められています」と話しています。

西脇中学校美術部員のみなさん

西脇中学校美術部の部長で3年生の川津桜花(かわつ・おうか)さんは「夏休みから美術部37人で手分けして作業し、失礼の無いよう心を込めて描きました。喜んで貰えて嬉しいです」と話しています。