TSUTSUGO SPORTS ACADEMY 完成前報告会
2022年1月22日 18時35分
スポーツ

アメリカ大リーグ・パイレーツの筒香嘉智(つつごう・よしとも)選手が出身地の橋本市に建設を進めている野球場と室内練習場などの複合スポーツ施設「TSUTSUGO SPORTS ACADEMY(筒香スポーツアカデミー)」の完成を前にきょう(22日)、完成前報告会が開かれました。

報告会は、橋本市あやの台に既に完成している室内練習場で開かれ、筒香選手が「今まで野球界に対して提言してきましたが、提言するだけでなく自ら行動することが何か変わるきっかけになれば」と施設建設を決断した思いを話しました。

そして、「橋本市から世界で活躍する人がたくさん出ていくことを期待しています。私自身も技術や経験を子どもたちに伝えていきたいと思っています」と夢や抱負を語りました。

複合スポーツ施設「TSUTSUGO SPORTS ACADEMY(筒香スポーツアカデミー)」は、橋本市のあやの台中央公園近くのおよそ3万平方メートルの敷地に総工費およそ2億円をかけて建設を進めているものです。

内外野が天然芝で両翼100メートルのメイン球場1面と内野のみのサブグラウンド、さらに25メートル四方の室内練習場や体育館を完備し、今年中に球場などすべての施設の完成を目指しています。

また、完成後にはこの施設を拠点とした少年野球チームも創設し、野球界の裾野を広げていくということです。

筒香選手はこれまで、トーナメント制や球数制限、高校野球で使用される金属バットなどについて問題提起し、脱・勝利至上主義や指導者の改革を訴えてきました。