第94回選抜高等学校野球大会がきょう(19日)、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕し、和歌山県から出場している和歌山東が、岡山の倉敷工業を延長11回、8対2で破って甲子園初勝利を挙げました。
1回、2回とランナーを3塁まで進めながら先制点を挙げることのできない和歌山東は、3回裏、倉敷工業にツーアウト3塁からタイムリーヒットを許し、1点を先制されました。
1点を追う和歌山東は6回表、この回先頭のトップバッター山田(やまだ)がセンター前ヒットで出ると、2番の森岡(もりおか)も右中間にヒットを放ち、ノーアウト3塁1塁とします。このチャンスに3番・野別(のべつ)の内野ゴロ併殺の間に3塁ランナーが返って同点に追いつきました。
1点を争う展開となったこの試合、和歌山東は8回裏、2つのフォアボールでワンアウト2塁、1塁のピンチを迎えると、エースの麻田(あさだ)に代えてサウスポーの田村(たむら)をマウンドに送ります。その田村、当たっている倉敷工業の1番、2番を打ち取り、ピンチを切り抜けました。
9回、再びマウンドに戻った麻田が得点を許さず、ゲームは延長戦に入りました。
10回裏、和歌山東はヒットとフォアボールでワンアウト2塁・1塁のピンチを迎えると、今度はライトの山田(やまだ)がマウンドに上がります。
その山田も後続を打ち取り、得点を許しませんでした。
ピンチを切り抜けた和歌山東は11回表、2本のヒットでノーアウト2塁・1塁として2番の森岡(もりおか)がライトにタイムリーヒットを放ち、待望の勝ち越し点を挙げました。
さらに、5番のキャプテン、此上(このうえ)のタイムリーなどこの回、7本の長短打で一挙7点を挙げ、その裏1点を返されますが、結局8対2で倉敷工業を破りました。
甲子園初勝利を収めた和歌山東の米原寿秀(よねはら・としひで)監督は「1勝できたことはうれしいですけれど、選手たちはベスト8を目標にやっていますので次に向けて切り替えてやりたい」と話していました。
また、エースの麻田(あさだ)投手は、今日のピッチングを振り返って「自分の持ち味である打たせて取るピッチングができたと思います」と話していました。
勝った和歌山東は、大会6日目の第2試合で埼玉の浦和学院とベスト8進出をかけて対戦します。