佐藤春夫をしのび御供茶会
2022年5月6日 17時12分
歴史・文化 社会

新宮市出身の作家佐藤春夫の命日をしのぶ御供茶会(おくちゃかい)が6日熊野速玉大社の境内にある市立佐藤春夫記念館で開かれました。

新型コロナの感染拡大の影響で3年ぶりの開催で、佐藤春夫の生誕130年の年の開催となりました。

記念館によりますと佐藤春夫は、帰郷の際には速玉大社で知人らと茶を楽しんでいたということで、式では詩を朗読する佐藤春夫の肉声が流れる中、地元の茶道愛好家らが茶を立てて、遺影に供えていました。

新型コロナ感染症拡大防止のため、見物人らに茶の振る舞いはありませんでした。記念館の辻本雄一館長は、多彩な業績を広く知ってほしいと話しています。

今月31日まで佐藤の旧制中学時代の水彩画などを公開しています。