【新型コロナ】新規感染244人感染 クラスター1件
2022年5月12日 19時50分
福祉・医療 社会

和歌山県はきょう(5/12)、新型コロナウイルスの感染者として県内で新たに244人を確認したと発表し、県内の累計感染者数は、死亡した117人を含めて3万8453人となりました。

感染防止を呼びかける野尻技監(2022年5月12日・県庁記者会見室で)

きょう新たに感染が確認されたのは、乳児から80歳代までの男女244人で、きのう(5/11)より84人減り、前の週の木曜日より93人増加しました。

直近一週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が、きのうより10ポイント上がって188人ちょうどとなり、6日連続で増加しました。

こうした状況について、県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、「連休中の感染機会がまだ尾を引いている状況で、濃厚接触者も考慮すると、2週間くらい(来週中)は様子を見る必要がある」と指摘しました。

また、きょう、県内で344例目のクラスターが認定されました。岩出保健所管内の地域の運動クラブで、これまでに所属する5人の小学生の感染が確認されていて、保健所は、屋内での練習を通して感染が広がったとみています。

県福祉保健部の野尻孝子(のじり・たかこ)技監は、大型連休中の感染状況を分析した上で、「双方、あるいは片方がマスクをせず会話することで感染するケースや、スポーツ、飲食を介した感染のほか、医療・介護関係からの引き込みが増えている。神奈川県などでは、市販の抗原キットで陽性がわかれば、自宅療養となっているが、和歌山県の場合は、すぐに医療機関を受診してほしい」と呼びかけました。

きょう感染が判明した244人の保健所管内別の内訳は、和歌山市が95人、海南が7人、岩出が48人、橋本が25人、湯浅が13人、御坊が4人、田辺が41人、新宮が7人、県外が4人となっています。

現在、入院しているのは143人で、コロナ用病床の使用率は23・3%、このうち、酸素投与が必要な重症者は3人、自宅やホテルで療養している人は1484人となっています。

なお、重症者が4人を下回るのは、今年1月16日の3人以来、116日ぶりです。