【新型コロナ】あらたに10人感染・和歌山県内累計1011人に
2021年1月26日 22時26分
福祉・医療

和歌山県は、きょう(26日)県内であらたに、10代から60代までの男女10人が新型コロナウイルスに感染したと発表し、累計の感染者数は死亡した13人を含めて1011人になりました。また、きのう(25日)1人、きょう19人のあわせて20人が退院し、入院患者数は122人となりました。

記者会見にのぞむ野尻技監(1月26日・和歌山県庁)

あらたに感染がわかった10人のうち、和歌山市の60代の無職の男性は、県内19例目のクラスターとなった和歌山市の住宅型有料老人ホーム「シルバーハイム新在家(しんざいけ)」の利用者で、濃厚接触者として3回にわたって受けた検査でいずれも陰性でしたが、きのうになって発熱の症状があらわれ、きょう、医療機関に救急搬送され、検査の結果、陽性となり入院しました。症状は安定しています。 

また、海南保健所管内在住で県立医科大学附属病院の眼科に勤務する40代の視能訓練士の女性は、今月(1月)20日からのどの痛みや発熱などを発症し、きょう感染が確認され入院しました。症状は安定しています。医大附属病院では、あす(27日)から2月1日まで眼科の外来の受付を停止します。またこの女性は、和歌山市内の別の眼科クリニックにも勤務していて、保健所が双方のスタッフや利用者の検査と調査を行っています。

一方、きのう感染が発表された和歌山市の60代男性の家族と親族で、いずれも和歌山市在住の50代の女性2人は、同じ訪問介護施設のヘルパーで、1人は今月21日から鼻水・鼻づまりや関節筋肉痛の症状があらわれ、もう1人は無症状です。保健所が同僚や利用者の調査と検査をしています。

このほかの感染者のうち、いずれも和歌山市在住で50代の自営業の男性1人と、40代と10代の会社員の男性2人は、すでに感染が確認された家族や友人から感染した可能性が高く、40代の男性会社員は無症状、残る2人は発熱やのどの痛みなどがあります。

また、和歌山市在住で50代の自営業の男性1人と60代の無職の男性1人は、どちらも県外に外出した形跡はなく、感染源はわかっていません。いずれも発熱やせきなどがありますが、症状は安定しています。

さらに、大阪府在住の40代の男性は、今月24日に仕事で和歌山市に来た際に発熱やせきなどを発症し、和歌山市内の医療機関で陽性が確認されました。

和歌山県内の累計の感染者数は、死亡した13人を含めて1011人となりました。また、きのう1人、きょう19人のあわせて20人が退院し、入院患者数は122人となりました。