【新型コロナ】県内で過去最多の1686人の感染と7人の死亡を確認
2022年8月8日 19時15分
福祉・医療 社会

和歌山県はきょう(8日)県内で乳児から90才代までの男女1686人が新型コロナウイルスに感染したことを明らかにしました。  

感染者の集計方法を今月5日に改めたましたが1日の感染者としては、過去最多を更新しました。
またきょう(8日)は70代から90代までの男女7人の死亡を確認しました。
県によりますと亡くなった7人はいずれも新型コロナウイルスに感染したことが
原因で死亡しています。
このうち新宮保健所管内の90代の女性と田辺保健所管内の80代の女性はクラスターが発生した施設で感染しました。
亡くなった7人は基礎疾患があり、ほとんどが急に症状が悪化し呼吸不全を起こして亡くなっています。 
県内の感染者の累計は亡くなった154人を含め7万7778人です。
県内の人口10万人当たりの感染者数は1164・4人で過去最多を更新しています。

感染者の保健所別の内訳は和歌山市が785人、田辺が236人、岩出が170人 海南が138人、湯浅が122人、橋本が117人、 新宮が67人、  御坊が51人です。現在入院している人は395人で、病床の使用率は73・1パーセントと依然として高く医療現場が逼迫しています。 新たなクラスターの発生は5件で県内の累計は564件になりました。
このうち和歌山市内の病院では、職員1人と入院患者66人の併せて67人のクラスターとなっています。
また、県立医大附属病院の一部病棟では職員2人と入院患者7人の9人の感染となっています。
 このほか田辺、新宮の両保健所管内の高齢者施設と海南保健所管内の障害者支援施設でクラスターが発生しています。
  県保健福祉保健部の野尻孝子技監は、感染者の拡大で医療体制がひっ迫しているとして県民に感染リスクの高い行動を避けるよう呼びかけています。
また、県内で新しいケンタウロスウイルスに感染した疑いがある人が判明し、
ゲノム解析を急ぐことにしています。

感染状況を説明する野尻技監(和歌山県庁で)