熊野本宮大社で「献湯祭」温泉郷の繁栄祈る
2022年9月24日 17時34分
歴史・文化
田辺市の世界遺産、熊野本宮大社できょう(24日)、熊野本宮温泉郷の繁栄を祈る「献湯祭(けんとうさい)」が行われました。
熊野本宮温泉郷は、熊野詣での際に湯で身を清めた「湯ごり」の温泉として伝わり、世界遺産に登録された「つぼ湯」がある湯の峰温泉をはじめ、川湯温泉、渡瀬温泉の3つがあります。
「献湯祭」では、各温泉宿泊施設の関係者らがくんだ温泉の「一番湯」を、本殿前に置かれた大きな木桶に注ぎ入れ、熊野本宮温泉郷の繁栄を祈りました。
主催した熊野本宮観光協会の名渕敬(なぶち・たかし)会長は「豊富な湯量と泉質の良さが温泉郷の自慢。新型コロナウイルス禍で疲れた心と体を癒やしにぜひ訪れてほしい」と話していました。