古座川町などでクマノザクラ見ごろ、催しも(写真付)
2021年3月7日 18時26分
歴史・文化 社会

古座川町や串本町など、紀伊半島南部地域では、クマノザクラが見ごろを迎えています。

満開間近のクマノザクラのタイプ木(古座川町池野山/6日)

このうち、古座川町池野山(いけのやま)にあるクマノザクラの発見に貢献したタイプ木(ぼく)は、満開間近となり、見物客らが訪れて、カメラやスマホで写真を撮るなどしています。

満開間近のクマノザクラのタイプ木(古座川町池野山/6日)

このほか、町内外の山では、クマノザクラが咲き誇り、緑の中にそこだけ、輝いているような春景色をみせています。

クマノザクラが咲く山(串本町/6日)

クマノザクラは、2018年、およそ100年ぶりに発見された桜の原種で、紀伊半島南部の熊野川流域を中心にしたエリアで確認されています。県内では、古座川町のほか、串本町や那智勝浦町、田辺市本宮町などにみられ、ソメイヨシノに比べて早く咲き、花のピンク色が少し濃いのが特徴です。

ところで、古座川町観光協会では、今月(3月)1日から来月(4月)4日までの1か月あまりにわたり、「古座川桜フェア」として、ウォークツアーや、小学生ガイドによる案内、植樹など、桜を楽しみ、未来へつなぐ催しが開かれます。

古座川町ではまた、ホームページに、クマノザクラやソメイヨシノなど、町内の桜の開花情報を掲載するなど、見物客に向けた情報提供を行っています。