那智勝浦町の県道トンネル工事で施工不良・請負業者を6か月の入札参加資格停止に(和歌山)
2023年7月27日 18時43分
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和歌山県は、那智勝浦町と串本町を結ぶ県道の改良工事で、去年(2022年)9月に完成したトンネルについて、ほぼ全ての区間にわたって、天井部分のコンクリートに空洞があったことを明らかにしました。県は、共同で施工を担当した和歌山市と田辺市の建設業者に対し、きょう(27日)から6か月にわたって入札参加資格停止の措置を執りました。
天井に空洞が見つかったのは、那智勝浦町中里の県道長井古座線の八郎山トンネルです。
県・道路建設課によりますと、建設工事は、和歌山市の淺川組と田辺市の堀組が特定建設工事共同企業体となって、およそ20億3845万円で請負い、2020年9月30日から去年9月19日にかけて行われ、県に引き渡されました。
ところが、去年12月14日、照明設備工事を担当していた別の業者が、トンネルの天井部分のコンクリートに空洞を見つけ、全長711メートルほぼすべての区間にわたっていることが県に報告されました。
淺川組と堀組は、当初、工事は計画通りに行っていたと県に報告していましたが、県があとから事情を聞いたところ、トンネルの内部を覆うコンクリートの厚さが不足したまま工事を行っていたことを認めたということです。
八郎山トンネルの供用開始は、ことし(2023年)12月の予定でしたが、県ではこれを延期して、今後、専門家を交えた技術検討委員会を開いて対策工法を決めた上で、淺川組と堀組の費用負担で補修工事を行う方針です。